本日、栃木県県庁にて、12月7日(土)開催の『栃木の食に愛を届けるプロジェクト 第一弾』に関する記者会見を行いました。
記者会見の模様は以下より是非御覧ください。
今回のプロジェクトは、複数の団体で進めており、本プロジェクトの発起人の前野雅代さんをはじめ、各団体の代表の皆さんと一緒に記者会見に臨みました。
第一弾の主催は、とちっコ未来育進会で開催をさせていただきますが、第二弾 第三弾と、栃木県内でリレー形式で開催をしていく予定です。
今回の記者会見でお話させていただいたことは、主に下記の3つです。
①本プロジェクトは、単に「オーガニック」ということだけに捉われず、人と地球にやさしい食と農業の循環を“学校給食“を通して、まずは子ども達に安心安全な食を確実に提供していく、そのための動きであること
②学校給食を核として、食と農業の地域の事業に自治体が中心となって推進していくことで、地元農家さんの安定収入に繋がり、それが結果的に地域住民の食糧確保に繋がっていくことの可能性に関する協議を進めていくこと
③農薬や化学肥料を使用しながら栽培する農業との対立ではなく、人や地球にとって持続可能な農業という視点で、消費者側の私達はどんな食を求めていけばいいのか、共に考える機会を作っていくためのプロジェクトであること
いま、全国で大きな動きとなっている『オーガニック給食』。その実践に向けて、中心となって進めてらっしゃったのは、栃木県の「民間稲作研究所」の稲葉光圀氏です。今はお亡くなりになられてしまいましたが、その稲葉さんの遺志を引き継ぎ、今なお活動されている方達が栃木県には各地域にいらっしゃいます。その栃木県だからこそできる、栃木県らしい『安心安全な食と農業』の循環システムの構築に向けて、消費者と生産者、そして自治体とが立場を超えて連携を図り実践していくことを目指し、今後も活動をして参ります。
「食」は命と生活の根幹です。その「食」が今、あらゆる問題を抱えています。
そうした現場からも私たち消費者は、今一度、農薬や化学肥料が高騰している中での食糧を供給してくださる農家の皆様に向けた感謝の意を表すとともに、私達の命の源である食糧を生産してくださる農家の皆様が持続可能な農業経営を実現するためには、消費者は何が必要なのか、本気で考え直すべきタイミングが来ていると痛感しています。
ぜひ、一人でも多くの方にご賛同いただき、声を自治体に届ける動きにご協力いただきますよう、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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