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栃木の食に愛を届けるプロジェクト第5弾 『農の國、日本の危機。』鈴木宣弘氏オンライン講演会

鈴木宣弘先生のオンライン講演会が無事に終了いたしました。

最新の貴重な情報が満載の、学びの多い講演となり、皆さまのご協力のもと、滞りなく終えることができましたことを、心より御礼申し上げます。


今回の講演会の目的は、

▶ 「日本の食糧と農業の現状を知り、自分にとっての『豊かな食生活』とは何かを考え、未来の行動の選択肢を増やすこと」


これまでも何度か鈴木先生のお話を伺いましたが、毎回新たな気づきがあり、そのたびに自分自身の意識や行動に変化が生まれています。


その回ごとに印象に残った言葉や当時の気持ちが、過去のノートにも記録されており、今回の講演を通して、改めて**「日本はこのままではいけない」**という想いを強くしました。


◆講演会で特に印象に残った言葉

「日本は世界の最終処分場である」

(世界で売れ残った健康被害のあるものは、すべて日本が買い取っている)


「食糧システムを作っているのは常に消費者」


「飢えるか、植える」

(食糧危機が来ても、政府は国民を守ることができない。だから、飢え死にするか、自分で作物を育てるか)


これらの言葉を受け、以前は**「怒りや不安」が行動の原動力**でしたが、今では「自分で作物を育てたい」という前向きな気持ちへと変化しました。


当初は食糧危機への備えが目的でしたが、自分で作った作物の美味しさに感動し、本当の豊かさを実感するようになりました。自分や大切な人が口にするものを自分で作ることで、畑で過ごす時間が増え、共に食べる喜びや充足感を感じる日々へ。


かつては「豊かな経済」が豊かな人生の鍵だと思っていましたが、今は「豊かな食体験」こそが人生の根幹だと気づきました。物質的な豊かさから解放され、日々の小さな幸せを大切にできるようになったのです。


「食を考えること」を通して、「自分の生き方」を見つめ直すきっかけとなりました。


◆皆さんと一緒に考えたいこと

今回の講演を通して、特に皆さんと一緒に考えたかったのは、


「この日本で『豊か』に生きていくために、どんな行動を選択するのか?」ということでした。


鈴木先生のお話では、日本の食の現状についてだけでなく、さまざまな視点からの示唆をいただきました。


私自身、そのお話を聞くことで、食を通じて生き方を考え、選択肢が増え、「自分にとっての豊かさ」が見えてきた と感じています。


皆さんもご存じの通り、日本の食糧政策は歴史的背景や社会的な事情により、決して良い状況とは言えません。


しかし、そうした現実を正しく理解し、受け止めることで、

より良い未来のために「自分にできる小さな行動」を見つけられるのではないでしょうか。


◆映画『食べることは生きること』より

少し話題が逸れるかも知れませんが、私がリスペクトする映画があります。


「自分が口にするものは、自分の身体になっていくもの。

 それを、誰がどこでどのように作ったのかを知ることは、とても大切なこと」


「何を食べるのか、一つひとつの選択が、

 自分たちの健康、そして地球の健康を良くすることにも、悪くすることにもつながる」


「食べる時にどんな決断をするのかが、本当に大切」


この言葉の通り、

日々の食事の選択が、自分自身や社会、未来に大きな影響を与えるのだと改めて感じる日々です。


◆最後に

「危機感を持つこと」は大切ですが、

それ以上に、**「希望を持ち、行動すること」**が重要です。


この講演会が、皆さまにとって**「生きること」**を考えるきっかけとなり、

未来へ向けた行動の第一歩となれば幸いです。


引き続き、ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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