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とちぎの台所2024

執筆者の写真: とちっコ未来育進会 事務局とちっコ未来育進会 事務局

更新日:2024年11月1日


令和6年10月27日、オーガニックファーマーズマーケット「とちぎの台所2024」に参加させていただきました。県内で有機農業や自然農業に取り組む生産者の方々と直接お話しを伺い、ご挨拶もできたことで、信頼できる生産者と消費者が顔を合わせ、安心・安全な食を求めるネットワークの大切さを改めて実感しました。


慣行農業、有機農業、自然農業など、それぞれの価値観は異なるものの、未来を担う子どもたちの環境を守りたいという思いは共通していると感じます。私たち人間が「早い・安い・便利」を追求する一方で、地球環境に負荷をかけていることは多くの人が理解していることですが、では具体的にどうすれば環境への負荷を少なくできるのか、その方法がわからず悩んでいたのが数年前の私でした。


ここ数年で感じているのは、「買い物で社会が変えられる」ということです。消費者一人ひとりの「何を選び、何を買うのか」が、どの企業が生き残るかを左右します。人と地球の健康を願って真摯に取り組む企業や生産者もいれば、利益のみを追求する企業もあります。消費者である私たちが「買い物を通じて、環境や健康に負荷をかける事業の商品を買わない」という選択をすることで、社会は変わっていくと考えています。


だからこそ、生産者と消費者が出会い、価値観を共有する場が必要であり、それが草の根運動として重要であることを改めて感じた一日でもありました。


大量生産・大量消費を続ける限り、地球環境の悪化は避けられません。しかし、慣行農業の恩恵にも感謝しつつ、農薬使用などが環境だけでなく農家の方々自身の健康も損なうリスクがあることを、私たち消費者は理解していくべきです。人と地球が健康で幸せな未来を築くためにはどうすべきか、今一度立ち止まって考えるタイミングが来ていると思います。


消費者のニーズが変われば企業も変わり、社会も変わります。健康や環境、次世代にとって良いものを選び、少しずつでも消費行動を変えていくことで、そうした製品の流通が増え、持続可能な経済循環が生まれます。その結果、より健全な企業が残り、環境負荷の高い企業は淘汰されていくと信じています。


「環境問題」という大きなテーマに立ち向かうのは容易ではありませんが、一つ一つの小さな行動を多くの人が実践することで、次世代の自然を守ることが可能です。「より安く良いものを」という価値観からシフトチェンジするための活動を、今後も続けていきたいと思います。

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